リフォームの中でも、床のタイル貼りは専門的な技術が必要とされる作業ですが、最近ではDIY用の道具や材料も充実しており、自分で挑戦する人も増えています。もちろんプロの仕上がりには及びませんが、手間と時間をかけた分だけ、我が家への愛着は一層深まるはずです。もしあなたがDIYに挑戦するなら、まずはトイレや洗面所の床など、比較的小さな面積から始めることをお勧めします。最初に必要なのは、入念な準備です。まず、施工する面積を正確に採寸し、必要なタイルの枚数を計算します。この時、カットの失敗や破損に備えて、1割程度多めに用意しておくと安心です。次に、道具を揃えます。タイルカッター、ゴムハンマー、タイル用接着剤(タイルセメント)、目地材(グラウト)、コテ、スポンジ、バケツなどは必須のアイテムです。作業の最初のステップは、下地処理です。既存の床材を剥がし、床面を平滑で清潔な状態にします。この下地がしっかりしていないと、タイルの割れや浮きの原因となるため、最も重要な工程と言えます。次に、タイル用接着剤を床に均一に塗り広げ、タイルを一枚ずつ丁寧に貼り付けていきます。タイルの間に一定の間隔(目地幅)を保つために、スペーサーという十字型のプラスチック部品を使うと綺麗に仕上がります。全てのタイルを貼り終えたら、接着剤が完全に乾くまで一日以上待ちます。その後、いよいよ目地埋めの作業です。水で練った目地材をタイルの上から全体に塗り込み、ゴム製のコテで目地にしっかりと充填していきます。表面の余分な目地材を拭き取り、しばらく時間を置いてから、固く絞ったスポンジでタイル表面を綺麗に磨き上げれば完成です。作業中は想像以上に体力を使いますし、腰も痛くなります。しかし、少しずつ形になっていく床を見ていると、疲れも忘れるほどの達成感を味わうことができます。自分で作り上げた空間は、どんな高級なリフォームにも代えがたい価値を持つことでしょう。
自分で挑戦する床のタイル貼りリフォーム