ウォークインクローゼット(WIC)のリフォームでは、収納力やデザインに目が行きがちですが、「換気と照明」は快適性と耐久性を左右する非常に重要な要素です。これらを適切に計画することで、カビや湿気を防ぎ、使いやすい空間が実現します。今回は、ウォークインクローゼットリフォームにおける換気と照明の重要性について解説します。まず「換気」の重要性です。ウォークインクローゼットは密閉されやすく、衣類や寝具が持ち込む湿気がこもりやすい空間です。湿気が溜まると、カビやダニの発生、衣類の変質、不快な匂いの原因となります。これを防ぐためには、計画的な換気が必要不可欠です。換気対策としては、まず「換気扇の設置」が最も効果的です。特に窓がないウォークインクローゼットには、強制的に空気を入れ替える換気扇の設置を強くお勧めします。また、扉をルーバータイプにする、扉の下にアンダーカットを設ける、壁面に通気孔を設けるなど、空気の通り道を作る工夫も有効です。次に「照明」の重要性です。ウォークインクローゼットは、部屋の奥まった場所に配置されることが多いため、自然光が届きにくい傾向にあります。内部が暗いと、衣類の色が見分けにくかったり、物を探しにくかったりして、使い勝手が悪くなります。適切な照明計画としては、まず「全体照明」で空間全体を明るく照らすことが基本です。ダウンライトやシーリングライトを均等に配置しましょう。さらに、「部分照明」を組み合わせると、より使いやすくなります。例えば、ハンガーパイプの上にスポットライトを設置して衣類を明るく照らしたり、姿見の横に照明を置いて身支度がしやすくなるようにしたりする工夫です。LED照明は省エネで発熱も少ないため、WICの照明に適しています。換気と照明を適切に計画することで、ウォークインクローゼットは単なる収納場所ではなく、衣類を大切に保管し、快適に身支度を整えられる空間となります。